青森県十和田市は青森県東南・南部地方の内陸部に位置し、
国の特別名勝及び天然記念物に指定された「十和田湖」、「奥入瀬渓流」は、
東北を代表する観光地として
多くの方が毎年訪れています。
十和田湖周辺は、国立公園そして鳥獣保護区として、
生き物、自然、景色が大切に守られて、古き姿が生き続けています。
また、「日本三大開拓地」のひとつである十和田市は、
荒れ果てた台地から、川をつくり、田畑をつくり、町が整備され、全国でも有名な農畜産物の生産地域へと変貌を遂げました。
現在では、十和田市現代美術館をはじめとした「アートの街」として、自然と調和する美しい街並みを築いています。
「日本の道100選」にも選ばれ、
1.1kmにわたる桜並木に156本の桜が咲き誇ります。
夜はライトアップされた夜桜を楽しめ、市役所の展望ロビーからは、駒街道一面に咲く桜を堪能できます。
駒街道に面する緑地公園では、
桜が見頃な春に桜流鏑馬が行われます。
桜流鏑馬は、勇壮にして華麗な伝統武術の供覧です。
馬を駆るのは全て女流騎士。
馬は和種(日本の馬)。
そして馬が駆け抜ける鉄砲馬場(やぶさめの走路)は
満開の桜並木の下で行われます。
秋には、男女混合で技を競う世界流鏑馬選手権が行われます。
毎年9月第2週に開催される
十和田市の秋風物詩「十和田市秋まつり」では、
豪華絢爛な山車や勇壮な太鼓車が通りを埋め尽くし、
華麗なバチさばきと大音響で感動を誘います。
国内外で活躍するアーティスト33名による建築や
空間と一体になった38作品を展示しています。
展示室に限らず、中庭、屋上、階段室などのあらゆる空間で
多様なアートが展開し来場者に「新たな体験」を提供します。
また、美術館前のおよそ1kmに渡る官庁街通りを
ひとつの美術館に見立てたアート広場や
アートファニチャーもあります。
かぶったらみんな友達。
十和田市のコミュニケーションツール「ウマジン」。
ウマジンをかぶると皆笑顔。
ウマジンは人と人を繋ぎ、
人と街を繋ぎ、街と世界を繋ぎ、全てを元気にします。
十和田市は古くから南部馬の産地として栄え
明治時代には軍馬補充部が置かれていました。
苑内には馬にまつわる歴史などを紹介した
文化資料館「称徳館」があり、
また馬への餌やりや乗馬体験など
馬と触れ合える駒っこ牧場や大型遊具などの公園があります。
十和田湖から流水する唯一の河川、奥入瀬川(おいらせがわ)。
十和田湖畔子ノ口(ねのくち)から焼山(やけやま)までの
約14kmの区間を奥入瀬渓流と呼びます。
特別名勝および天然記念物に指定されている文化財です。
渓流沿いに多数の滝が点在していることから
「瀑布街道(ばくふかいどう)」とも呼ばれています。
「日本の貴重なコケの森」に選定された奥入瀬渓流では、
コケが観光資源として多くの観光客に親しまれています。
渓流に点在する苔むした岩を「こけ玉」で見たてて
「小さな奥入瀬渓流」としてお楽しみ頂けます。
十和田八幡平国立公園内にあり、十和田火山の噴火で形成されたカルデラ湖です。
湖畔には高村光太郎作の乙女の像があり、観光用の湖上遊覧船が運航しています。
中山半島には十和田神社があり、パワースポットとして注目を集めています。
十和田市には、おいしい食べ物がたくさん!
十和田市の特産品をご紹介します!
十和田バラ焼きは、牛のバラ肉と大量のタマネギを、
醤油ベースの甘辛いタレで味つけし、鉄板で焼く料理で、十和田市民のソウルフードです。
黒にんにくは、乾燥させたにんにくを約1ヶ月熟成させた健康食品です。
真っ黒に熟成させることにより、生にんにくの栄養素そのままに、味はまるでフルーツのような甘酸っぱい風味で美味しくいただけます。
十和田市は農業が盛んな地域で、6・7月にやませという冷涼な風が吹くため、気候に適した根菜類が多く生産され、
良質な野菜づくりのため「健康な土づくり」に力を入れています。栽培している畑の養分を分析し、その結果をもとに適正な施肥を行うことで土の栄養バランスを整え、野菜本来の甘みや旨みを引き出します。
全国のにんにくのうち、なんと2割以上のシェアを誇る十和田市のにんにくはにんにくの最高級品種である
福地ホワイト六片種由来のものがほとんどです。
大玉で身が雪のように白いのが特徴です。
十和田の長いもは、白で粘りが強く、
あくが少ないのが特徴です。
とろろや刻みで生で食べるのはもちろん、
郷土料理の長芋すいとんをはじめ、
漬物などさまざまな料理で活躍します。
ごぼうは、青森県が全国一のごぼう生産量を誇り、
中でも十和田市は県内でもトップクラスの生産量を誇っています。程よく身がしまっており、
しゃきしゃきとした歯ごたえと
風味が自慢の十和田のごぼうは
薄くスライスすると生でも食べられると好評です。
十和田のねぎは緑と白の部分がはっきりしていて、
市場関係者からも高い評価を得ています。
辛みが少なく加熱するとさらに甘みが増すので、
ねぎ焼きがおすすめです。
十和田市ではこれらの主要4品目のブランド化に力を入れています。
あおもり十和田湖和牛は
年間出荷頭数が約200頭と希少な和牛です。
肉質等級はA4ランク以上を誇る
十和田市を代表するブランド和牛です。
肉質のやわらかさときめの細かい霜降りが特徴で
焼肉やステーキで食べるのがおすすめです。
にんにくの粉末入りの飼料を食べて育った
「奥入瀬ガーリックポーク」は十和田市が誇るブランド豚です。
脂の融点が通常の豚肉よりも低いため、とろけるような味わいです。
シンプルにソテーとして食べると
脂の甘みや肉の旨みがよくわかります。
神秘の湖十和田湖にはぐくまれた「十和田湖ひめます」は
サケ科の淡水魚で十和田湖のきれいな水で育つため
川魚特有の臭みが少ないのが特徴です。
特に刺身はほどよく脂が乗りとろけるような味わいが好評です。
また、塩焼きにするとふっくらとして旨みがひきたちます。