青森県で数少ない小規模認可保育園を営んでいる「きく保育園」園長・山内豪士さんからお話しを伺いました。
山内豪士(やまうちたけひと)さんプロフィール
昭和52年11月22日生まれ(43歳)
幼少から音楽は大好きで小学校時代には合唱部、
兄の影響もあり八工第二高を卒業してから昭和音大に進学し、
オペラ歌手を目指す。
卒業後は浜松の楽器の博物館に就職しながらも25歳で帰郷。
初めは楽器の指導者として保育に携わったのがきっかけで、
幼児期に自分で考え自分で行動することに適しているマーチングなどを教えるているうちに、
保育士を目指し、青森中央短期大学幼児保育学科で保育士と幼稚園教諭の資格を取得。
平成27年4月に小規模保育の認可を取得し、0歳児から2歳児までの家庭的な保育事業を始め、
平成28年に園長として就任した。
平成30年、妻と結婚。
きく保育園園長。
きく保育園についてお聞かせください。
きく保育園では、健康に・安全に過ごせるよう真心を込めてひとり一人に合った丁寧な保育をしています。
生後57日目から3歳の年度末までの大事な時期を保育士目線で保育するのではなく、「保育士とご家族の真ん中に子ども達がいて、共育する」環境、そして子ども達の笑顔のためにある保育園を目指し、保育に臨んでいます。
天気の良い日には園庭や公園などで身体をたくさん動かしたり、 夏場は水遊び、冬は雪遊びをするなど楽しんで活動しています。
保育室では運動遊び、リトミックのほか、製作やごっこ遊びなど年齢に合わせた遊び、0歳児はベビーマッサージを取り入れています。
施設環境面では、室温·湿度管理をしているほか、定期的に保育室の滅菌、 おもちゃなどの消毒を実施していますので感染症にかかるお子様が比較的少なく保護者様からも喜ばれています。
給食は自園調理で、旬の食材を取り入れて作っています。また、 おやつも主に手作りです。
0歳児に関しては、各月齢に応じた離乳食を提供しています。
令和2年度より保護者様が利用しやすいようお子様の手荷物ゼロを目指しています。
毎週初めに午睡用タオルの持参はありますが、 お持ちいただく手荷物は基本連絡帳のみに設定しました。
お仕事や育児がしやすい環境にも出来るだけ寄り添って対応しておりますので、ぜひお問い合わせください。
小規模保育事業についてお聞かせください。
小規模保育事業は乳幼児を預かる施設で、
当保育園は、生後2か月 (生後57目)から2歳児(3歳になった年の年度未)までのお子様をお預かりする小規模保育園となっています。
他の認可保育園とは違い少人数での保育になりますが、よりきめ細やかな保育ができ
子ども達がのびのびと過ごせるような環境づくりに力を入れています。
少子化や働き方改革が進んでいます。お考えをお聞かせください。
少子化が進んでいる現状においても子どもは生まれていて、保育園へ子どもを連れてくる親子さんと接する機会はたくさんあります。
とある親子さんから聞いた話しでは、働いている場所によって、育休が取れない環境であったり、育休を取る事でクビになったりしたという話しを聞きます。
2019年から有給は消化しなきゃいけない事にはなっているが、まだまだ仕組みが行き届いていない企業や施設が多いと感じています。
また、少子化は今後もどんどん進んでいく事で様々な影響が出てくる事を心配しています。
働き方改革については、最低5日間は取得しないといけないが、厳格な罰則はありませんが、上手く働き方改革が進んでいけばと思うし、
そうすれば少子化対策はもっと上向きになるのではないかと思います。
私に直接伺った話しで、とある働き方改革を勧めている企業の方からは、
育休を取るのは当たり前で、仕事復帰の時期も考え、従業員の皆さんと相談し決めている会社もあるそうです。
このような流れから、企業の方と私とで、話しを持つ機会がり、小規模保育と企業がタイアップできるものがあるのではと先進的なお話も頂きました。
きく保育園さんの保育士についてご紹介ください。
当園の場合は、働き方改革の一環として年度内有休消化と残業ゼロを提唱しています。
また、介護、育児などで、急に休まなければいけない場合でも、保育士みんなが協力して対応できる職場となっています。
小規模保育は定員が少ない保育園なので書類に追われたり制作の仕込みにかかる時間が少ないので負担が少ない職場となっています。
きく保育園では、新年度園児募集中です。
随時保育園を見学できますので、お気軽にご連絡ください。
山内豪士さんについてお聞かせください。
平成29年に当時在籍していた(公社)十和田青年会議所で活動しながら、
その最中に婚活宣言し、平成30年に無事結婚しました。
妻とは、よく博物館や美術館が好きでよく2人で出かけては見に出かけ楽しんでは、趣味や共通の考えを共有しています。
余暇の過ごし方や趣味などをお聞かせください。
県外の博物館や美術館を見にいき行きがてら、地方のキャンプ場でキャンプをするのが恒例となりました。
キャンプ場では、料理やバーべキューしたり、時には釣りをしたり、キャンプ仲間と一緒に集まって楽しんでいます。
学生時代、音楽に携わっていたということ、今現在、職場、プライベートなどで音楽との関わりについてお聞かせください。
学生時代は兄とオペラ歌手を目指して関東の大学へ進学しました。
オペラ歌手は狭き門すぎて私は飽きらめ他の業種を選択したのですが、
兄は継続して歌手となり活躍しています。
こちらへ帰郷してからは、今はコンサートなどやっていませんが、
赤十字活動や地域のイベントなどで歌を歌ったり、保育園ではピアノを弾いたり
園児と一緒に歌ったりして音楽を楽しんでいます。
十八番はなんですか?
O sole mio です
将来の展望にお聞かせください。
これからもっと少子化が進んで、少ない定員で対応できる保育園の需要が増えていくことを期待しています。
また、先ほどもお話しした企業との
当園の事業、企業と保育園がコラボレーションを行って働き方改革に繋がったり、
職場では働きやすく、子どもを安心して預けれる環境を作りたいと考えています。
今ある施設だけでなく、乳幼児から児童まで預けれる場を作っていきたいと思います。
きく保育園の詳しい情報は
ホームページをご覧ください。