にんにく

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にんにく / 青森県十和田市

青森県十和田市の“福地ホワイト六片”とは

青森県は、全国のニンニク収穫量の約66%を占める日本一の生産地であり、令和5年(2023年)には13,400トンを記録しています(農林水産省統計より)。

なかでも十和田市は主要な産地のひとつで、栽培されているのはニンニクの最高級品種とされる「福地ホワイト六片」です。

この品種は、雪のように白く美しい見た目と、一粒一粒が大きく引き締まった身が特徴で、香りが豊かで辛味がマイルドなため、料理の風味付けにも最適です。

青森県では、毎年9月下旬から10月上旬に植え付け、翌年6月下旬から7月上旬にかけて収穫されます。

収穫後は発芽や発根を防ぐために乾燥処理を行い、品質を維持したまま出荷されます。

にんにく / 青森県十和田市

滋養強壮・がん予防にも注目!青森ニンニクの健康パワー

青森のニンニクは、寒冷な気候の中でじっくりと育つことで栄養価が高まり、アリシンやスコルジニンといった健康成分が豊富に含まれています。

特にアリシンには、強い抗菌作用や抗酸化力があり、滋養強壮、食欲増進、コレステロール値の低下、がん予防や老化防止など、さまざまな健康効果が期待されています。

またアリシンはタンパク質の分解を助けるため、肉料理との相性も抜群です。

黒にんにく / 青森県十和田市

健康志向で人気上昇中!青森発・黒ニンニクの魅力

さらに、青森県では黒ニンニクの生産も盛んです。

生のニンニクを12ヶ月ほど発酵・熟成させてつくられる黒ニンニクは、特有のにおいが抑えられ、甘酸っぱいドライフルーツのような味わいが特徴です。

ポリフェノールの含有量が生ニンニクの5倍以上という研究結果もあり、健康食品として全国的に注目を集めています。

このように、青森県産のニンニクは、その品質・風味・機能性の高さから、国内外で高い評価を受け続けており、今後もその地位を不動のものとしそうです。