
十和田湖から流れ出す奥入瀬渓流の入口に位置する「子ノ口制水門」は、渓流への流下量を調整するために設けられた水門です。昼間は奥入瀬渓流の景観を守るように水量がコントロールされており、“自然と人工の調和”を感じられる静かなスポットとなっています。
十和田湖・子ノ口から奥入瀬渓流側へ約300m下った場所にあり、水門の少し手前には、水の流れがほとんど見えない、不思議な雰囲気のエリアが広がります。そこでは、新緑のブナやカエデが水面にくっきりと映り込み、まるで水鏡のような光景に。奥入瀬渓流特有のダイナミックな流れとは対照的な、“静の美しさ”を味わえる場所です。
新緑のシーズンはもちろん、紅葉や柔らかな光が差し込む時間帯もおすすめ。十和田湖と奥入瀬渓流をセットで楽しむ際に、ぜひ立ち寄りたい隠れた名所です。