2021年11月5日(金)、青森県立十和田西高等学校観光科2年生が、十和田市の地場産品重視店や新規店舗を紹介しながら、青森県産米を使った米粉の消費拡大を向上させるために、米粉を使ったスイーツを紹介するスイーツツアーを企画しました。
青森県立十和田西高等学校観光科2年。高橋晃貴さん、楢山翔也さん、志田さくらさん、長澤咲弥さん、中川愛美さんと参加者の皆さん
十和田西高生が注目した米粉とは?
今回のスイーツツアーで注目された米粉は、お米を細かく砕いて粉状にしたもので、パンやケーキ、麺などに加工されています。
米粉を使用したパンなどの加工品は、もちもち感があり、小麦粉と比べて油の吸収率が低く、さっぱりとしていてヘルシーな特徴があります。また、食品アレルギーの要因であるグルテンが含まれていないので、小麦アレルギーの方も安心して食べることができます。
スイーツツアーが始まりました
バスに乗りスタートしたスイーツツアーは、十和田市内にある
・ハピたのカフェ
・道の駅とわだ
・JA十和田おいらせ ファーマーズマーケット かだぁ〜れ
・365
店舗4ヶ所を巡りながら米粉を使ったスイーツの紹介を行い参加者をガイドしました。バス内では、店舗の紹介やクイズが行われ、和気あいあいとした雰囲気で行われました。
ハピたのカフェ
2010年7月にオープンしたどんな人でも気軽に利用できる地域での居場所づくりを目指したコミニティカフェ。野菜ソムリエの中村さんの協力のもと、旬の十和田野菜をおいしくヘルシーに食べられるメニューがたくさんあります。メニューのほかにも十和田産のごぼうを使用したゴボウドレッシング、食べるラー油など自宅でも十和田野菜を楽しめる商品があります。
米粉を使ったチーズケーキ作りを体験
ハピたのカフェでは、小麦粉を使わずに十和田産の米粉を使ったチーズケーキ体験が行われました。
生徒の皆さんは、緊張しながらもチーズケーキの作り方をわかりやすく説明していました。
道の駅とわだ
販売しているものがほぼ地場産品の地域密着、生産農家と直結しているお店です。南部裂織やきみがらスリッパの製作体験ができる匠工房や、地産地消をメインとしたレストラン四季もあります。十和田の特産品、十和田の農産物、大人気の農アイス、地元の新鮮なお野菜はもちろん十和田市の魅力がたくさんあるお店になっています。
お米を使ったソフトクリーム「農アイス」
道の駅とわだでは、館内紹介とお米を使ったソフトクリーム「農アイス」の紹介がありました。
「農アイス」は、十和田産米の品種「まっしぐら」を使用したソフトクリームで、お米のほのかな甘さとクリーミーな口当たりが特徴で、道の駅とわだの人気商品となっています。
JA十和田おいらせファーマーズマーケットかだぁ~れ
2020年10月にオープンした出来立てホヤホヤのファーマーズ・マーケットです。「かだぁ~れ」という名前の由来は「仲間に入って」「語り合おう」という意味が込められています。JA直営では、東北地方最大級の売場面積を誇っていて、プライベートブランド商品や生産者の朝どれ新鮮野菜を取り扱う事により、「地産地消」の拠点として地域に根ざした施設を目指したお店です。
人気商品!米粉のシフォンケーキ
JA十和田おいらせファーマーズマーケットかだぁ~れでは、館内紹介と米粉を使って作られたシフォンケーキの紹介がありました。米粉を使って作られたシフォンケーキは、ふわふわもちもちでチーズ入りと紅茶入りの2種類あり、リピーターの多い人気商品となっています。
365
2020年7月にオープンした心と体を元気にする複合型商業施設です。「365」という名前には、安心した食材を選びたい方、毎日のライフスタイルに心地よいよとり時間が欲しいなど365日、毎日の暮らしを楽しく過ごしたいという意味が込められています。ボルダリングや冷凍食品、青森県産の食材を使った商品が多くある商品です。
おいしい! 塩フォカッチャ
365では、館内紹介と米粉を使って作られた塩フォカッチャの紹介がありました。
365内にある「7day Bakery」のパン屋さんの「塩フォカッチャ」は、米粉が他のパンより多く使われていて、シンプルな味で、半分に切って野菜を挟むなどたくさんのアレンジができたり、そのまま食べてもおいしいと評判です。
スイーツツアーに参加してみて
十和田西高校観光科2年 志田さくらさんは「地域の魅力を知っていただけるきっかけとなって、参加された方も地域の事に興味を持っていただいたようで嬉しかったです。」と感想を語りました。
スイーツツアーに参加した米内山和正さんは、「生徒さんの地域の魅力を伝えたいという気持ちがどんどん伝わってきました。地域の未来を支える皆さんなので、こうした姿を見れた事がすごく嬉しいです。これからも地域の魅力を発信し続けて欲しいです。」と感想を語りました。