青森県八戸市にある「館鼻岸壁朝市」は、日本最大級との呼び声が高い巨大な朝市です。毎年3月中旬から12月末までの毎週日曜日、館鼻漁港の岸壁に約300〜360店の屋台が立ち並び、全長約800メートルにも及ぶ圧巻の規模で開催されます。
夜明けとともにスタートするこの朝市では、早朝から毎回数万人が訪れ、地元住民はもちろん、県外や海外からの観光客にも人気を集めています。早い店舗では深夜3時頃から準備が始まり、人気店は朝6時台には完売してしまうこともあるため、早朝の来場が狙い目です。
会場には、新鮮な魚介類や地元産の山菜をはじめ、イカフライ、蒸し牡蠣、塩手羽先(しおてば)、焼き小籠包などのグルメが並び、さらに「幼虫グミ」などユニークな品も販売されています。朝市ならではの食べ歩きが楽しめるのも大きな魅力です。
食材だけでなく、手作り雑貨、アンティーク、花、刃物なども販売されており、まさに“ごった市”といえる多様性にあふれています。さらに、ご当地アイドルや地元アーティストによる朝市ライブが行われるなど、活気に満ちたイベントとしても親しまれています。
また、港町ならではのロケーションと、八戸の人情や文化に触れられる雰囲気は格別で、地元の魅力を肌で感じることができる貴重な体験となるでしょう。
アクセスも良好で、JR八戸線「陸奥湊駅」から徒歩約10分、または日曜朝市専用循環バス「いさば号」の利用も可能です。駐車場は約500台分が用意されていますが、ピーク時間帯は混雑が予想されるため、できるだけ早めの到着がおすすめです。会場にはトイレや飲食スペースもあり、観光にも地元の買い物にも最適なスポットです。
協同組合 湊日曜朝市会
TEL : 070-2004-6524