野坂公紀さん インタビュー / 音楽制作 / TOWADA.SITE十和田市の魅力を世界に発信!乙女の像ものがたり多言語字幕版

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2019年2月23日(土)に開催される十和田市の魅力を世界に発信!インバウンド対応制作物完成お披露目発表会でインバウンド十和田が制作した

十和田市の魅力を世界に発信!【Towada.site OMOETNASHI GUIDE】パンフレット・WEBページ・動画が公開されます。

こちらの音楽を担当された野坂公紀さんにインタビューを行いました。

野坂公紀さん

野坂公紀さんについてプロフィールなどご紹介ください。

野坂 公紀(のざか きみのり) 1984年、青森県十和田市出身。

青森県立七戸高校卒業後、2006年にいわき明星大学人文学部現代社会学科を卒業。 独学後、作曲を飯島俊成氏、後藤望友氏に師事。

故・伊福部昭氏に私淑する。

室内楽、管弦楽、吹奏楽の分野においてプロからアマチュアまで幅広く作曲の委嘱を受け、楽曲を提供している。

また、レコーディングのための楽譜製作、CMや舞台、テレビ番組等への楽曲提供も行っており、作曲家としての活動の分野は幅広い。

現在、東京都在住。

お仕事についてお聞かせください。

作曲家として曲を作る仕事をしています(笑) みなさんが想像するような譜面に1つずつ音を書いていくようなスタイルで作曲することもあれば、書いた譜面を基にパソコンを使いながらサウンド(音源)を作ることもしています。

作曲するジャンルは幅広くて、クラシックなコンサートからバラエティ番組で使用する音楽まで幅広く曲を書かせてもらってます。

また、レコーディングやアイドルのコンサートでヴァイオリンやチェロの演奏者が楽譜が必要となった場合、その楽譜を作るという仕事もさせて頂いています。

ちなみに今年の8月、12月と東京で私の新作が初演される予定です!

Towada.site 十和田市の魅力を世界に発信!で音楽を担当されましたが、参加された経緯やどのような作品にしたかったかなど教えてください。

今回の映像制作をされた米内山さんから直接ご依頼を頂き、作曲をしました。

曲の内容としては、まずクラシックなオーケストラサウンドにすることにこだわりました。

そして映像の場面に合わせて音楽も切り替わるようにしましたが、音の羅列にならないよう全曲を通して共通の動機やモチーフを様々な形で使うなど、音楽としての統一感も心がけました。

ちなみにその共通の動機やモチーフは官庁街通りの「桜」や奥入瀬渓流や稲生川を流れる「水」をイメージしています。

また、奥入瀬渓流や十和田湖の場面では私の過去作品であります「ファゴット四重奏のための土俗的奏鳴」という曲を引用しています。

映像のための音楽としては13分という破格な長さの曲ですが、私なりにこだわって作曲したかなりシンフォニックな曲となりました。

そのおかげで締め切りを大幅に過ぎてしまい米内山さんをかなりヒヤヒヤさせてしまいました・・・(米内山さん、スイマセン)。

野坂公紀さんは、「乙女の像ものがたり」でも出演され、また、一部効果音の制作にも関わっています。参加された際の思い出などお聞かせください。

乙女の像ものがたり」は劇団エムズパーティーの企画でしたが、私も高校3年間はエムズパーティーに所属していました。

座長であります、仲島みちるさんに厳しくも温かく指導してもらったのは良い思い出です。

高校を卒業してからは、演劇から離れてしまいましたが30歳を過ぎてから台本を持ってセリフをしゃべるということは、緊張しながらも懐かしかったです。

いつか、仲島さんの舞台に曲を書けたらなぁと思っています。

東京オリンピックの開催で日本が注目され、青森県そして十和田市が知られるきっかけとなると思いますが、青森県や十和田市の見所など教えてください。

まずは「食」と「自然」ですね。

東京に住んでから思うのですが、人の手がほぼ入っていない自然環境というのは本当に素晴らしいことであり、それを見る・触れるということは貴重な経験になるかと思います。

そして、十和田には多くの飲食店がありますが、スタイルや方向性も少しずつ変わってきていますし、変えていこうとする人たちと話をしながら美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲みながら話しをしていくのは、面白く楽しくもあり刺激的です。

今後の活動や行いたい事など教えてください。

私がクラシック(純音楽)で培ってきた知識や技術、経験を活かしながら商業音楽と言われるジャンルでたくさん曲を作っていこうと思います。

コンサートホールで私の曲が演奏されるのも最高に嬉しいことですが、メディアを通じてお茶の間に私の曲が届くのも最高に嬉しいことですね。

また、30代・40代・50代で純音楽として、しっかりとした交響曲を1曲ずつ書いていきたいと思っています。

その他、何かありましたらお聞かせください。

歴史がある十和田市ですが、過去から現代に至るまで常に変革があり、より良く変えていこうという人がいます。

それは本当に素晴らしいことですし、同時に過去のことを再評価し、かけがえのない財産にすることへ繋がると思います。

変革と飛躍をしようとしている「今の十和田市」の企画・イベントに作曲家として携われたことを嬉しく思っております。

完成お披露目会を2019年2月23日(土)に開催します!

こちらのお披露目を 2019年2月23日(土)午前10時から
市民交流プラザトワーレで開催します。
イベントの詳しい内容についてはこちらをご覧ください

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