秋田竿燈まつり(かんとうまつり)は、秋田県秋田市で毎年8月3日から6日まで開催される、東北三大祭りの一つとして知られる伝統的な夏祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
秋田竿燈まつりの最大の見どころは、提灯を吊るした巨大な竿燈を、人々が身体のさまざまな部分で巧みに操る「妙技」です。竿燈は長いもので12メートル、重さは50キロにも及び、竹竿のしなりを利用してバランスを取る技は、まさに熟練の技術と集中力の賜物です。額や肩、腰、さらには片手で支えるなど、多彩な技が披露され、観客からは歓声と拍手が湧き上がります。
夜になると、会場の「竿燈大通り」に無数の竿燈が立ち並び、提灯のあたたかな光が辺りを幻想的に照らし出します。お囃子のリズムに合わせて「ドッコイショー、ドッコイショ!」という威勢の良い掛け声が響き渡り、街全体が祭りの熱気に包まれます。その迫力と美しさは、写真や映像では伝えきれない感動を与えてくれます。
昼間には「妙技会」と呼ばれる競技会も開かれ、演者たちが技の正確さや安定性、美しさを競い合います。技術の高さだけでなく、竿燈を自在に操る姿からは、長い年月をかけて継承されてきた伝統と誇りが感じられます。
秋田竿燈まつり
ホームページ
秋田市竿燈まつり実行委員会事務局
(秋田市観光振興課内)
TEL:018-888-5602