十和田かるた 1977
藤坂試験支場
冷害・凶作の起こりやすい南部地帯 の稲作安定を目指し、 昭和10年、旧藤坂村相坂に農林省指定の冷害防止試験地として青森県農業試験場藤坂支場が 誕生し、稲の品種改良が始まった。第 2次大戦で物資、労働力が極端に窮乏する中でも黙々と研究が進められ、 昭和24年に「藤坂5号」が作り出された。 この品種は強稈、 安定、 多収の耐冷品種として昭和28、29年の冷害年には特に高く評価された。 続いて「トワダ」「フジミノリ」「レイメイ」「アキヒカリ」と寒冷地向の好適品種を送り出している。
掲載内容は、昭和52年(1977年)当時の内容です。
現在の状況と異なる場合があります。
当時の情景がわかる歴史的資料としてご参考ください。