十和田かるた 1977
切田神楽 – 下切田は市街地から南方へ4 km、神秘の湖・十和田湖から流れ出る奥入瀬 川を眼下に、遠く八甲田連峰を望む40 戸ほどの農村である。村落を形成している台地の先端に鎌倉時代に勧請したとも言われる産土神社、切田八幡宮が鎮座、この神社の信仰に附随して伝えられたのが南部切田神楽である。山伏神楽の源流、大償神楽 (岩手県大迫町) と同系のものである。山伏神楽の聖なるものの中核は権現舞である。すなわち御神体の権現は獅子頭で、切田神楽の権現舞は5つの獅子頭で舞う特異な五方堅めの獅子舞である。
掲載内容は、昭和52年(1977年)当時の内容です。
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当時の情景がわかる歴史的資料としてご参考ください。